本日は
琉球新報と
福井新聞で事件報道見直しについての社説が掲載されました。裁判員に予断を与えないため推定無罪の原則を守る報道姿勢に切り替えるということですが、果たしてその効果があるのかどうか、報道の方法が変わるだけで解決できる問題とは到底いえません。
もとより、日本国内の伝統的、市民的思考回路が欧米的な「罪を憎んで人を憎まず」ではなく、「坊主憎ければケサまで憎い」、犯罪者は社会的に抹殺せよ、さらにその家族も犯罪者の家族だから連帯責任で社会的に抹殺せよ、といった考え方があります。さらに加えて、同様の市民司法参加を行う海外では、市民参加者に予断を与えないための報道フィルタがかかっていることを考えなければなりません。英国では裁判段階における報道規制がありますし、アメリカのように報道規制がないならば報道から市民参加者を遮断する対策(カンヅメ)を取っている国もあります。ドイツのように市民参加者自体に資格を設けるようなフィルタをかけるケースもあります。日本の裁判員制度においてはこれらの制度的フィルタはどこにも存在しません。
このような思考回路の下では報道のマニュアル一つが変わったところで、ひとたび容疑者に社会的「犯人視イメージ」が植えつけられれば「推定有罪」になるムードが変わるとは到底考えられません。そもそも欧米との思考回路の違いを考えると、メディアは裁判員制度そのものを行うことがいかに危険か?と考えられないのでしょうか?「裁判員制度が行われるから報道姿勢を見直す」という小手先の短絡的な思考そのものがメディアの重大な問題ともいえるでしょう。
ということで、日本新聞協会2009年2月26日公表「裁判員になるみなさんへ」の呼びかけに抗議を呼びかけます(以下、竹崎長官関連部分を含めて転載・転送大歓迎します。なお、昨日バージョンから一部加筆修正しました)
日本新聞協会が2009年2月26日に公表した「裁判員になるみなさんへ」の呼びかけに断固抗議いたします。
2009年5月の施行を直前に控えながら、8割の市民が後向きで3人に1人は「絶対に拒否する」姿勢をいまだに見せる裁判員制度。しかし、罰則を含めた義務付けがあるために市民は日常の生活を犠牲にしてまで裁判所に強制的に呼び出されることになります。しかも、裁判員制度の対象となる重罪事件では遺体写真を見せつけられ、残酷な状況証拠を聞かされた上に短期間の審理で死刑か否かの判断を密室評議で迫られるという想像を絶する精神的負担を強いるものです。そんなただでさえとてつもない精神的負担を強いた直後の裁判員に、加えてメディアの晒しモノにするような記者会見を迫るという新聞協会の姿勢は傲慢極まりないものです。新聞協会はあくまで会見に出るかどうかは「自由意志」だといいますが、現在までも問題になってきたメディアの強引な取材姿勢を考えると、とりわけ注目事件では実質的に記者会見出席は強制力を持ったものになることさえ考えられます。
それ以上に重大な問題なのは、裁判員制度に対するメディアの姿勢が推進一辺倒かつ極めて不公正だということです。司法改革タウンミーティングでのやらせ問題を十分に批判しなかったり、内閣府や最高裁の世論調査について意図的に内閣府や最高裁にとって都合良く解釈したデータをそのまま報道するなど、裁判員制度推進に都合の悪い情報を意図的に隠蔽し、かつ歪曲して報道する行為は、報道機関に求められる「国民の知る権利に資する報道機関としての使命」に真っ向から反する姿勢です。
裁判員制度の是非についてこのような一方的な翼賛報道姿勢が貫かれている現状において裁判員への記者会見が行われたら、記者会見の内容が意図的に裁判員制度推進側に都合よく編集され、現状以上に裁判員制度について不公正な情報が市民の元に送られることは間違いありません。まして、評議内の守秘義務により裁判批判が十分にできない問題、極めて精神的負担の重い任務の直後の裁判員への制度推進派に都合のよい誘導質問が行われる可能性などを考えると、裁判員制度推進のために一方的な都合の良い情報がもたらされる危険性は極めて高いといわざるを得ません。
以上の理由から、日本新聞協会が公表した「裁判員になるみなさんへ」の呼びかけは全く説得力がないものといわざるを得ず、私はこの声明に断固抗議いたします。このような日本新聞協会の姿勢を見るにつけ、報道に対する市民の信頼を著しく損ねる可能性が高いということを警告いたします。
皆様、日本新聞協会に抗議のメール(
editor@pressnet.or.jp)、電話(03-3591-4401)、FAX(03-3591-6149)を!!
裁判員制度導入の元凶・竹崎博允最高裁長官のクビを次期国民審査でぶっ飛ばすキャンペーンを次期国民審査の期日まで毎日張ることにいたします。実地での宣伝活動は活動広告・
竹崎×ファイル(4枚の大ファイルを組み合わせてください)を持って大衆の前に伝えていただきたく思います。ネット上では下記バナーを貼り付けて下されば幸いでございます。

貼り付け方は下記の通りです(<>の部分は半角に直してください)
<img src="http://www.interq.or.jp/enka/svkoya/blog/enka/xn--fcrpb68l47o056c/images/shinsa200.gif" alt="最高裁長官竹崎博允ヤメロキャンペーン" />